2023/11/19 「世の罪を取り除く神の小羊」ヨハネによる福音書1:29~34 牧師 古屋 治雄

◇先週私たちは、礼拝の中で子ども祝福式を神様の御名において成すことができ、うるわしい喜びの時を与えられた。今日も共に礼拝した後、バザーを楽しむことも与えられている。私たちの教会は、バザーの日に全家族礼拝と位置づけて共に礼拝を守ることを伝統としている。家族皆で神様の前に出て祝福をいただき、御言葉を聞くということに大切な意味がある。普段CS の子ども達と大人は別々に礼拝し、それぞれの礼拝には少し違いがあるが、私たちを守り助けてくださる救い主イエス様に感謝することにおいては、同じである。

◇イエス様が来てくださる前に、神様はイスラエルの人々の中に預言者を大勢お遣わしになった。そして、イエス様が登場する直前には、ヨハネがヨルダン川で人々に悔い改めの洗礼を授けていた。ヨハネは相当な注目を浴びた人物であったが、自分とイエス様の決定的違いを繰り返し語り、自分とは比較にならないくらい素晴らしいお方が到来してくださったことを語っている。そして、イエス様のことを「見よ、世の罪を取り除く神の小羊だ」(1:29)と言った。そこには、その小羊が屠られると言う深い意味がある。私たち人間が自分の力によって、どんなに深い悔い改めの心を働かせても神様の恵みの中に生きることができないゆえに、神様の尊い独り子を私たちに与えてくださったのだ。

◇イエス様以前の預言者たちは「神様の前に正しく生きよ。悔い改めて生きよ」と呼びかけた。しかしイエス様は言われた。「時は満ち、神の国は近づいた。悔い改めて、福音を信じなさい」(マルコ1:15)。私たちを、世の罪すべてを担ってくださったイエス様を信じる者としてくださるという宣言である。それによって深い悔い改めへと導かれている私たちは、先んじて恵みの中に導き入れられた者として、神様を信じない人にもそのことを伝える役割を担っている。そのような思いを強くして、世の罪を取り除く神の小羊として来てくださったイエス様のことを思い、クリスマスを迎えたい。