礼拝説教


2019/12/29

「主イエスはあなたの主」

ペトロの手紙一4:7〜11
上田充香子伝道師


◇2019年最後の日曜日に与えられたのは終末に関する勧告の御言葉である。「万物の終わりが迫ってい」(7節)るという言葉は、このペトロの手紙が記された時代背景にある緊張した状況に、まず大切なこととして語られている。私たちもまた、万物に終わりが迫っていることをまずはっきりと知る必要がある。

◇そのために、「思慮深くふるまい、身を慎んで」生きなければならない。分別をしっかりと、何事にも飲まれずに生きるのである。しかし、そのように実際に生きることはなかなか困難である。私たちは主なる神様が万物を支配しておられることを知らされている。つまりはこの世のすべてのものを造られ、始められたのは神様だということ、そしてこの世を締めくくられるのも神様であるということ、すべては神様の御手の中にあることを知る。

◇私たちはもうすぐ新年を迎えようとしている。新しい年を、社会や政治の情報に惑わされずに、周りにも、また自分自身をも顧みて、何が正しいのかを見極める判断基準を持たなければならない。その判断基準は神様にある。しかしそのことを私たちはすぐに忘れてしまう。だからこそ、「よく祈る」のである。このペトロの手紙において「祈り」とは神様を賛美することである。神様に栄光を帰す祈りを心からささげたい。

◇私たちが栄光を帰す神様は終わりの日にこの世を滅ぼすのではない。神様は独り子をクリスマスの日にこの世に贈ってくださる程に私たちを愛してくださっている。神様はその愛に最もふさわしい形で、終わりの日に万物を完成させてくださるのである。その愛を私たちも受けている。神様の愛が、またイエス・キリストが私たちの代わりに罪を負ってくださった愛が、私たちを覆ってくださる。私たちはその愛を受け取り、喜んで、感謝して互いに仕えあうのである。神様が与えてくださっている賜物はそれぞれに違うが、神様から与えられている宝である恵みは皆等しい。その恵みを主に栄光を帰すために、存分に生かして、新しい年への歩みを進めていきたい。アーメン

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