礼拝説教


2019/10/6  <世界聖餐日・世界宣教の日礼拝>

「主の命令と約束の言葉」

マタイによる福音書28:18〜20
ベルギー派遣宣教師 川上 寧先生

◇なぜ海外にまで行って福音を宣べ伝えるのか。今日の聖書個所にあるように「あなたがたは行って、すべての民をわたしの弟子にしなさい」とイエス様が命じておられるからである。「行って」は「出て行って」である。「留まって」、「待って」ではない。聖霊を受け、イエス様とともに出て行って福音を宣べ伝えるのである。

◇ユダヤ人にとって、救いは彼らだけのものであった。彼らは自分たちを清く保つことしか考えていなかった。私たちも自分の救いだけに留まり続けるならば、同じ誤りに陥ることになる。しかしイエス様のご命令は「すべての民をわたしの弟子にしなさい」である。「折を見て」ではなく出会う人々すべてに福音を語ることである。神様の願いは、イエス様を通して与えられた救いを受け取ってほしいということである。私たちはそのために遣わされている。そして「洗礼を授けなさい」は教会の役割である。「あなたがたに命じておいたことをすべて守るように教えなさい」は互いに愛し合い、支えあい、仕えあい、祈りあい、励ましあうことであり、またそれを互いに教えることである。

◇これらの命令の言葉は、2つの約束の言葉に包まれている。一つは「わたしは天と地の一切の権能を授かっている」である。時に私たちは、伝道がうまくいっていない、実を結ばない、と嘆いてしまう。そのような嘆きはイエス様の権能に異議を唱え、疑問を呈することであり、本当には信頼していないことである。

◇もう一つの約束の言葉は「わたしは世の終わりまで、いつもあなたがたと共にいる」である。神様は私たちに「恐れるな、見捨てられることはない」と言われる。キリスト者の上に、また教会の上に聖霊が注がれている。イエス様が共にいてくださる。だから私たちは出かけて行って伝道するのである。なすべきことは一つ。このイエス様の言葉を信じ、心から信頼することである。神様の言葉は必ず実現する。私たちの務めは大きく、私たちは小さい。しかし信頼して聞き従い、恐れず共に歩もう。
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