礼拝説教

2018/9/02

「逆らわない者はわたしたちの味方」

マルコによる福音書9:38〜41
 牧師 古屋 治雄
 

◇教会は、神さまから特別の権能を託された群れである。その権能は、イエスさまが12人の弟子たちを呼び集め、悪霊を追い出す権能を授け、送り出されたことに由来する。

◇しかし38節によれば、12弟子以外にも、イエス様の名によって悪霊を追い出していた者がいた。それを見たヨハネは、「わたしたちに従わないので、やめさせようとしました」とイエス様に言った。受難予告を正しく受け止められなかった弟子たちに向かい、イエス様は、仕える者になりなさいと教えられ、イエス様の名を受け入れるものは神を受け入れるのであると、懇ろに教えてこられた。その教えを受けながら、なぜヨハネはこのようなことを切り出したのだろうか。

◇ヨハネは、イエス様の言葉を自分たちに向けられた言葉として受け止められなかったと言わざるを得ない。その背景には、自分たちこそがイエス様を一番よく知り、一番正しく受け止めているという自負があった。イエス様はそれを見抜いておられ「やめさせてはならない」とおっしゃったのである。

◇教会の働きは、神に栄光を帰するために成されているか、それとも、実は自分自身に栄光を帰するために成されているかが、厳しく問われる。神に栄光を帰するという中心から離れたとき、自分たちを通じてしか神に仕えることができないという考えが起こるのである。しかし、神に栄光を帰するという中心に立ち返るとき、それぞれの働きを認め、共に賛美することに導かれるのである。

◇今日の箇所には弟子たちのエゴが現れている。しかしその破れを抱えた弟子たちをイエス様は「わたしたち」と呼んでくださる。ご自身の弟子として責任を取ってくださるのである。イエス様によって罪に気づかされ、悔い改め、赦されて歩む。今日の振起日礼拝にこのことを思い起こし、秋の歩みに邁進したい。

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