礼拝説教

2017/09/10

「正しすぎてはいけない」

コへレト7:15〜17
  -特別伝道礼拝-
  青山学院大学教授 塩谷 直也先生



夏の軽井沢キャンプでの中高生の質問を紹介する

Q1:信仰を捨てようと思ったことがあるか?
A:信仰は人間の決断で捨てたり拾ったりするものではない。命と同じで与えられ奪われるもので、私たちは感謝して受け取るだけだ。

Q2:食べ物は何が好き?
A:宮崎の「白くま」。食べ物の思い出は、出来事と人と共に強く記憶される。食卓は愛のバロメータ。食事を出すとは赦すことだ。

Q3:私の未来はどうなるのか。
A:分からないが、いつもイエス様が待っている。聖書は逃げてよいと言い、どこに逃げてもそこにイエス様がおられる。

Q4:信じることに疲れたらどうしたらいい?
A:福音を信じて傷ついた人は経験者に相談するとよい。神様に傷つけられた人の会の最強のメンバーはイエス様。まじめにやって最後に裏切られて絶望した。自分が絶望して地面に倒れたとき、そこに十字架があり、イエス様は「わたしと同じだ。神を信じることは切ないね」と言ってくださった。元気が出た。

Q5:どうしたら魅力的になれる?
A:「自分の魅力に気づく直前の女性が一番美しい」とはあるドラマでのセリフ。パウロは自分の魅力を語り、イエス様と出会ってそれが塵芥だと分かったと言っている。

Q6:迷惑ばかりかけてます。強くなりたいです。
A:人は大人に迷惑かけて大人になる。人はいるだけで迷惑なのだから人に迷惑かけるな、なんて傲慢だ。

Q7:先生は中高時代、どんな子どもでしたか。
A:自分に似てる花子の話:いい人だが人を見下し、勉強できない人を馬鹿にする。父は東大以外は認めず、母は100点以外は評価しない。だから夜の渋谷で遊び惚けた。明け方寂しくなったとき「親がね…」と友達に話そうとしたが言葉にならない。友は肩を抱いて、「言わなくていい。全部分かる」と言った。パウロも「霊自らが言葉に表せないうめきをもって執り成してくださる」と言っている。結論→正しすぎてはいけない。紙コップは役立つが、力をかけすぎれば壊れる。私たちは紙コップと同じ。人には耐えられる重さがあるから、あまり重いものを乗せないでください!
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