礼拝説教


2014/11/9 全家族礼拝

「かけがえのない宝物」

イザヤ書43:1~5a
伝道師 堀川 樹

 
◇今日の聖書箇所には神さまにとっての宝物は私たち一人一人そのものだと記されています。他のどんなものでも代わりがない、それほどの価値のある私たち。神さまはどんなものよりも、何にも勝ってあなたが大切なのです。神さまの宝物であるという祝福の意味がいくつか示されています。

◇1つ目はあなたが神さまに似た者として愛をもって造られたことです。一人一人違ってもどの人も神さまの愛にあふれた神の作品として今生かされています。

◇2つ目は私たちの名をいつも呼んで下さっているということです。名前を呼ぶことは、「私はあなたを大切に思っています」ということの現れに他なりません。だからこそその神さまの呼びかけに耳を傾けたいのです。

◇3つ目は私たちを贖って下さったことです。私たち人間は神さまから造られた者であることを忘れ、自分勝手なことをし、また他人のことを傷つけてしまう存在です。そんな私たちのために神さまはイエス・キリストを与えてくださいました。イエス様が私たちの代わりに十字架にかかって罪の身代わりとなり、私たちの罪を赦して下さったのです。そして今や私たちは神さまの子どもとしての祝福を頂いているのです。命をかけて愛してくださる神さま。だからこそ、「恐れるな、わたしはあなたと共にいる」(5節)と語りかけて下さっています。

◇全盲のテノール歌手の新垣勉さんはこのように証ししています。「きみはオンリーワン、世界中でたった一人の存在なんだ。他人と比べて生きるのではなく、与えられたきみの人生を生きようよ。どんな時でもイエス様が一緒だから大丈夫」。

◇私たちは神さまの宝物オンリーワンの存在として愛されています。そのことを受け止め、与えられたかけがえのない人生を神の家族みんなで分かち合って歩んでいきましょう。

(C) Asagaya Church, United Church of Christ in Japan, asagaya-church.com