礼拝説教


2014/6/8  聖霊降臨日礼拝

「強く、雄々しくあれ」

ヨシュア記1:1~9
主任牧師 大村  栄

 
◇モーセの後継者ヨシュアに率いられて、イスラエルの民は約束の地カナンに入ろうとしている。神は言われた、「3:モーセに告げたとおり、わたしはあなたたちの足の裏が踏む所をすべてあなたたちに与える」。約束の地を手に入れるためには、待っているだけではだめで、先住民や自然環境との厳しい戦いを体験しなければならない。南ヨルダンのうだるような暑さと湿気の中、腰まで水につかって、彼らは約束の地へと渡っていった。

◇「9:わたしは、強く雄々しくあれと命じたではないか。うろたえてはならない。おののいてはならない。あなたがどこに行ってもあなたの神、主は共にいる」。神共にいますとの確信があるならば、決してうろたえず、おののかない。

◇キリストの到来は「神われらと共にいます(インマヌエル)」のしるしだった。キリストは天に帰られる際にこう言い残された、「わたしは父にお願いしよう。父は別の弁護者を遣わして、永遠にあなたがたと一緒にいるようにしてくださる。この方は、真理の霊である」(ヨハネ14:16-17)。

◇今日ペンテコステに、神はその聖霊を送ることによって、ヨシュアに語られた言葉、「どこに行ってもあなたの神、主は共にいる」を最終的に成就されたのだ。かつてキリストにおいてだけ共におられた神が、聖霊において、時空を超えてあらゆる時あらゆる所に、共におられる神となった。

◇弟子たちは復活の主イエスに期待を込めて問うた。「主よ、イスラエルのために国を建て直してくださるのは、この時ですか」(使徒1:6)。ここには場所と時間を指定するという間違いがあると共に、「主よ、あなたが~」という依存的な態度がある。これに対する主の応えは、それらの誤解をただし、弟子たちを派遣するものだった。

◇ペンテコステは、神の息吹なる「聖霊」を受けて、世に教会が誕生した日。以来聖霊は時空を越え、人間のあらゆる限界を超えて、神の御業を実現させる。私たちはこの聖霊に支えられて、自分に与えられた道を精一杯に踏みしめつつ、目的の約束の地を目指して進む群でありたい。
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