2024/08/18「刈り入れの時まで待て」マタイによる福音書13:24~43 伝道師 太田 好則
◇毒麦は、穂が出るまでは小麦に非常によく似ていて、見分けるのが難しい。種を分けることも難しい。人間がこの種を食べると、中毒を起こし、死に至ることもある。根が小麦の根と絡んで、毒麦を抜こうとすると、小麦…
◇毒麦は、穂が出るまでは小麦に非常によく似ていて、見分けるのが難しい。種を分けることも難しい。人間がこの種を食べると、中毒を起こし、死に至ることもある。根が小麦の根と絡んで、毒麦を抜こうとすると、小麦…
◇私たちの社会は法律によって治められている。主イエスが地上で歩まれたユダヤ社会にも法律があり、律法を軸にして社会が動いていた。律法は人間ではなく、神様が神の民にこのように生きなさいと命じられたと信じて…
◇戦後79年目の平和聖日にあたって、広島、長崎の原爆、そして日本の敗戦の意味を覚えたい。アジアでもヨーロッパでも失われた生命は数知れず、戦闘員のみならず、非戦闘員も巻き込まれ、生活基盤を破壊され、人間…
◇「渇いている人は誰でも、私のもとに来て飲みなさい」。仮庵の祭りの最終日にエルサレムで主イエスは大声で言われた。私たちは水がないと命の危機に瀕するが、主イエスが私たちに与えて下さるのはどんな水なのだろ…
◇ローマの教会はパウロが建てたのではない。それどころか、パウロはまだローマに行ったことがない。まだ見ぬローマの人々に自分を使徒として紹介し、自分の伝えている福音はこのようなものである、ということを11…
◇この福音書の冒頭で、初めから主イエスとこの世に対立があることが紹介されている。エルサレムでのお働きに対して人々から批判を受けるようになり、ガリラヤに向かわれたが、癒やしや奇蹟を行われた結果、ユダヤ人…
◇イエス様が起こしてくださった奇跡は人間にとって、常識を越え、常識を打ち破るものであり、理解を超えていることがらである。奇跡の記事を、人間の理性や知識でとらえようとする立場があり、また空想や創作である…
◇人間の歩みは禍の歴史と思うほど、厳しい現実が私たちを取り巻いている。私たちは死と滅びへと向かっているのだろうか。しかし私たちキリスト者は神の子とされ、教会は神の民として召し出された。何故だろうか。◇…
◇有名な、放蕩息子の譬えである。弟息子は、父親の財産の生前分与を要求する。彼にとって父親はカネでしかない。彼が遠い国へと出かけるのは、今の自分は、自分ではないという意識の反映である。彼はそこで、酒、物…
◇ヘブライ人への手紙は、旧約聖書に出て来るさまざまなイメージを用いて書かれている。エサウは一杯の豆のスープと引き換えに長子の権利を売り渡してしまう(創25・27章)。長子の権利とは、神様の祝福、「神様…