◇イエス様は安息日になるとすぐに会堂に入られる。この会堂はユダヤ人の集会所、礼拝所である。会堂での聖書の解説は、祭司や律法学者らが担当したが、長老が許可するなら、その他の人でも聖書の解説をすることができた。イエス様も、長老の許可を得て聖書の解説をなさった。人々はイエス様の教えに驚く。律法学者の解説といえば、彼らの先生、ラビたちが教えていたことや、昔からの伝統を教えていて、言ってみれば丸暗記したことを繰り返し教えていた。一方イエス様は、律法の本質的なところから教えられた。人々は権威ある教えと捉え、衝撃を受けたのである。
◇悪を行う者どものうち、最強で、悪のリーダーとも言えるのが、サタンである。その下に悪魔が何人もいる。さらにその下に汚れた霊とか悪霊とか呼ばれるものがいるという構造のようである。悪霊たちは、ありとあらゆるものを破壊する。人と人との関係を破壊する。盗み、殺し、滅ぼす。神様が造られたこの世界を転覆しようとする。悪霊どもは人間に取りついて破壊活動をさせるのである。
◇悪霊がイエス様に言った言葉「構わないでくれ」は「見逃してください。お願いします。」と懇願しているのである。この悪霊は、イエス様を最強の敵として認識している。いかに猛威を振るう悪霊や悪魔であっても、イエス様を前にしてはなすすべがない。ここに光がある。
◇イエス様は悪の勢力によって十字架で死なれた。しかし復活によって勝利された。その勝利は、私たち教会に受け継がれている。私たち信じる者は、イエス様の名によって悪霊を追い出すことができる、と主は言われる。私たちが悪霊から身を守るために着けるべき武具とは、真理、正義、福音、信仰、救い、御言葉である。これらはみな教会に備わっている。これらを受け取って悪魔や悪霊から身を守ろう。だが、これらの武具も修理、修繕、交換が必要である。教会はそうしたメンテナンスをする場所でもある。私たちは、教会に戻ってきて聖霊の火をいただいて、世の中に出て行き、1週の間、与えられた業をなすのである。



