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暖冬といわれていた今年の冬ですが、大寒のこの時期は、やはり寒くなってきました。冬休みが明け、おやこの広場にやってきた子どもたちは、ひとまわり大きくなったようで、とても頼もしいです。 今月も元気な子どもたちの様子をお伝えします。 [1月のおやこの広場から…] ☆貸してあげるね☆ Aちゃんは、みんなに人気のトラックに乗っていましたが、絵本コーナーのところで降り、椅子の後ろにトラックを隠しておきました。そしてスタッフに絵本を読んでもらっていると、トラックを見つけたBくんがやって来ました。Bくんは、お母さまに促されて「かして」と言いました。するとAちゃんは、大事に隠しておいたトラックでしたが、「いいよ」とすんなり貸してくれました。まだまだ子どもたちだけでは難しいやりとりですが、気持ちが満たされていると、優しい気持ちになれるのだと思いました。 ☆おやつはおいしいな☆ 久しぶりにおやこの広場に来たCちゃんは、冬休みの間に少し背も伸びたようでした。いつものようにお母さまと一緒に遊んだ後、おやつの時間になりました。今までお母さまと離れられなかったCちゃんでしたが、その日は、特にぐずることもなく、自然にお母さまと離れることができました。お友だちと並んで座り、いつものことのようにおせんべいを食べる姿を見て、お母さまも私たちスタッフも驚きましたが、Cちゃんの自然な行動を尊重して、とりたてて誉めることはしませんでしたが、「おせんべいおいしいね。」と言って一緒に食べれたことを喜びました。 ☆糊は楽しいよ☆ 冬休み明けに、俄然しっかりとした足取りでやってきたDくんは、さっそくお母さまと一緒に今月の製作の“でんでんだいこ”を作りだしました。ボール紙や色画用紙、そして千代紙を糊付けするのですが、最初のうちは糊に指をつけるのもなんとなく気持ち悪そうでした。ところが、お母さまの真似をしながらやっているうちに、指の動きも大胆になり大きくのばすこともできるようになりました。最後には、鼻歌のように声をだしながら完成させ、満足そうでした。 ☆バースデイカード☆ 子どもたちのお誕生日には、スタッフ手作りのささやかなカードを差し上げていますが、先日はEくんのお誕生日でした。「さよならあんころもち」の後、カードを渡されたEくんは、さっとお母さまから離れると誰もいないところに行き、カードを開けたり閉めたりして一人で楽しんでいました。お母さまにも見せなかったカードですが、大事なものを愛おしく思う気持ちが育ってくれていることを嬉しく思いました。お誕生日おめでとう!
ー我が子の自立を思ったとき― 子どもが初めて自分の足で立ち上がり歩けるようになった時、その顔にはあどけなさの中にも自信と凛々しさが表れています。これが文字通り、「自立」の第一歩なのでしょう。本当の意味での自立を考えると、 広場エイジにとってはかなり先のことと思いがちですが、下地作りは既に始まっていますから、今から大切にしていきたいものです。 自立の始まりのひとつとして、お母さまと離れられるということがあります。このことについては「はらっぱNo.13」で触れていますので、ぜひ読み返してください。おやこの広場でご一緒していて感じることは、他のお母さまやスタッフとおしゃべりを楽しんでいても、お母さまがご自分のお子さんの姿を感じておられるかどうかによって様子も変ってきます。今迄夢中になって遊んでいたお子さんがふっとお母さまのことを思い出したとき、その視界にお母さまの姿をみつけ、視線が合い微笑みが返って来たり呼びかけに反応してもらえると、安心してまた遊びに戻っていけます。しかし、お母さまが背中を向けていたり死角に入っていたりしていくら呼んでも反応がないと、お子さんは不安になってせっかく楽しんでいた遊びを中断したり、諦めて他の大人に関わりを求めます。 だからと言って、離れないお子さんはお母さまの関わりが悪いというわけでもありません。お子さんの満足度にも個人差があって、時間や関わり方の密度、また一緒に過ごしている方の気持ちの向け方などによっても異なってきます。傍から見ても一生懸命気持ちを向けていらっしゃるお母さまでも、お子さんにとっては満足出来ない場合もあるのです。 そういう時には、求めているものと与えるものにきっと微妙なズレがあるのでしょうね。お子さんの姿を見て気持ちを添わせることで、何を求めているのかがわかることもありますから、すぐに結論づけないで、時にはしばらくお子さんの行為を眺めてみることもしてください。そこからお子さんが満たされる思いに繋がるための関わり方の糸口が見つかるかもしれません。 まだ自立できないお子さんの中には、大人の指示を受けないと動けないお子さんの姿に気づくことがあります。例えば、いくつかある物から好きな物を選ぶ時になかなか選べないお子さんに対して、「これがいいんじゃい?」とか「これにしようね」という声かけをされるお母さまがいらっしゃいます。多少歯がゆくても、自ら動き出せない時にも出来るだけ待ってあげることが大切です。指示がないと不安なため、最初は戸惑って動けないかもしれませんが、自分で決めていいんだよとじっくりと待ってあげることで、少しずつ自分で動けるようになるのです。けれども待っていられることがプレッシャーに感じる場合もありますから、「お母さんは○○しているから決めておいてね」などということもいいかもしれません。幼稚園や小学校に行く前の、今の時期に関係を切り替えておかないと、今後ますます難しくなっていきますから、思い当たる方は心がけてみてください。 その一方で、子どもの意志を尊重するという考えからか、何でもお子さんに意見を求める親御さんとも時々出会います。以前体験参加をされたお母さまが、「○○ちゃん、どう?またここに遊びに来る?」と入会の判断を委ねていました。「うん!また来る!」との返答で登録されましたが、もしもお子さんが「来ない!」と言われたら登録はやめたのでしょうか。お子さまの気持ちを尊重することも悪い事ではありませんがこれはちょっと違うのではないかしら、大人の判断や責任を大切にする場面との使い分けをなさってほしいと感じた一場面でした。 干渉も放任もどちらも、行き過ぎては自立の妨げとなります。適度な関わり方で子どもの自立を手助け出来る大人になりたいものです。
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