バックナンバーはこちら

おやこの広場通信 2006.10.4

はらっぱ NO.15


9月のおやこの広場から
夏休みが明けてのこのひと月は、久しぶりに会った子どもたちの成長に、いつもに増して驚かされます。
顔つきや体つきだけではなく、心もひと回り大きくなった子どもたちの様子をいくつかご紹介します。

☆初めての感触☆
  9月の親子制作では、紙皿に手形をとり、その周りを小さな色紙を糊で貼って、飾りつけました。糊は、指でつけるのですが、Aくんはお家では使ったことのない糊に、目を丸くしていました。ちょっと冷たくてべっとりする糊の感触は、何とも言えません。気持ち悪がる子もいますが、Aくんは、糊を気に入ったらしく、夢中になって糊付けをしていました。初めてのことですから、糊もたっぷりで、なかなか乾きそうもなかったのですが、Cくんは、満足していました。きっと何度か経験するうちに、糊の塗り方も上手になることでしょう。

 ☆自我の芽生え☆
  もうじき2歳になるBちゃんにも、最近ずいぶんと自己主張が見られます。朝、おやこの広場に来て出席シールを貼る時も、今までは自分でシールを選んで貼り、さらにもう1枚シールを貼りたがっていました。それが最近は、朝きても、シールのほうをチラッと横目で見て行ってしまうことがあります。まるで「今日は、シールはあとにしよう、っと」とでも言っているかのようです。お母さまが何度か誘っても、聞いてくれません。「いやだ」「やらない」などの言葉で意思を伝えることももちろんですが、たとえ無言でもこのように自分なりの考えをもって行動することもまた、自我の芽生えといえるのではないでしょうか。

 ☆お友だち大好き!☆
  夏休み前に歩き出したCくんは、歩くことはもちろん、走ることも大好きです。そして何よりお友だちが大好きです。隣りに座っているお友だちの顔をのぞきこんだり、お友だちの後ろをついて歩いたり…
 この間は、一緒に遊んでいたDちゃんを、思わず抱きしめていました。多くを語らずとも、気持ちが通じ合っている感じでした。ついこの間までは、特にお友だちを意識することもなかったCくん、これからは、お友だちとのやりとりの中で逞しく成長することでしょう。


直線上に配置
でんごんばん
10月のお休み 11日(水)・13日(金)――10月15日(日)教会のバザーの為

11月の予定   ☆音楽遊び――6日(金)・25日(水)
           ☆親子制作――クリスマスにちなんだ物を考えています。                          お楽しみに・・・


〈こんな時どうしますか?〉

ー父子の関係に悩む時ー

 少年犯罪の低年齢化が目立つ昨今、親殺しや放火などによる安易な形での問題解決を求める中高生のニュースに心傷めるのは、みなさまも同じだと思います。その中で、世の中の父親の多くが我が子と向き合わなくてはならないという危機感を抱きはじめているそうです。
 とはいうものの、具体的にどのように関わっていいのかわからない。それは自分が子どもの時代の父親の姿はいつも仕事で家には不在、一緒に過ごした体験がほとんどないからだと言うのです。そのために、ビジネス関係の出版社などが、サラリーマンをターゲットにした子育てのhow-to本を作ったり、雑誌ではその類いの特集を次々に組んだりしているそうで、それを頼りに父親達が子育て参加を始めたという話を聞きました。

 広場エイジのパパ達にはちょっと先の話かと思われるかもしれませんが、あながちそうではないと思うのです。思春期を迎えてから「さぁ、 父親の出番だ!」では遅過ぎるのです。それまで知らん顔をしていた父親がいきなり登場しても、子どもは「オヤジは急に、なに張り切ってんだぁ〜。まったくウザイよ!」程度にあしらわれてしまうことでしょう。そうならないために、『今』が大事なのです。そうは言っても、なかなか子どもと一緒に過ごせる時間がなかったり、いざ関わろうとしても「ママがいいの!」などと言われてがっかり…などということもあるでしょう。
 この時期の多くのお子さんは、『お母さまが一番』なのですから仕方のないこと、嫌われているんだなどと諦めたりしないでくださいね。ちょっと考えてみてください、それは当然のことでしょう。毎日、着替えさせて、食べさせて、遊んでくれるのはお母さまなのですから、この世に生まれてから今迄の間、お母さまがいなくては生きていけない時を経て成長してきたお子さんにとっては、ごく自然な思いです。
 けれども、その時々に関わってきたお父さまの存在を、お子さんは決して忘れてはいません!そして直接関わってくださるお母さまの背後で支えてくださっているお父さまの存在は、お母さまの言動からお子さんへと自然と伝わっていくものなのです。だから、『今が大事』なのです。今、手を抜いて安心していたり、怠けていると、あとでしっぺ返しが来るのです。

 お子さんと接触する時間が少ない分、お父さまの関わりは質で勝負しましょう。
そのためには、日頃の情報収集が多いに役立ちます。夜、お母さまとの会話の中から、その日のお子さんの様子を聞いておかれることで、興味を持っていることやお友達の名前、行動範囲など、現在のお子さんの姿を知ることができ、お子さんと関わる時の手助けになるのです。「あっ、お父さん、ボクのこと知ってるんだ」とお子さんが感じてくれればしめたもの、お子さんとのコミュニケーションも随分楽になることでしょう。
 またお母さまのお話を聞くことで子育ての辛い気持ちや嬉しさや喜びを共有することで、実際にはなかなか関われない子育てを精神的に担うことも出きます。そのことは同時にお母さまの気持ちを楽にしてあげることに繋がり、それがご両親の絆となり、お子さんにも良い効果となっていくのです。
 幼稚園や保育園で出会う子どもたちにお父さまの影が見える子どもと見えない子どもがいます。それはこういうことの違いによるものなのだと思います。どうか、お子さんの後ろにお父さまの存在が感じられるような関わりをしていってください。そして、お子さんの世界を知る一つの手立てとして、もしチャンスがありましたら、どうぞ「おやこの広場」に参加してみてください。きっと新しいお子さんの一面を発見できると思いますよ。

                   おやこの広場のTOPページへ